〈解説〉大数の法則
フェアなコインを何回も投げると
フェアなコイン(表と裏が同じくらい出やすいコイン)を何回か投げ、表が出たか裏が出たかを記録します。表の出る確率が0.5だとすると、表の出る割合もだいたい0.5になると予想できます。実際に投げてみると、投げる回数があまり多くないときには、表の出た割合が0.6や0.4になったりします。しかし、投げる回数をどんどん増やしていくと、表の出る割合は0.5に近い値を維持し、大きく外れることはなくなります。これが「大数の法則」のイメージです。
このシミュレーションでは、コンピュータ上でコインと同じような動作をするプログラムを実行し、コインを投げる回数が多くなると、表が出る確率と、表の出た割合が、近づいていくかどうかを実験します。また、「表が出る確率が0.7のコイン」のような実際に行うことは難しい条件を設定したときに、表の出る割合がどうなるかも、実験することができます。